馬場 圭一郎さん 99年 早稲田大学大学院経済学研究科合格

私が大学院進学を決めたのは、99年の3月の上旬でした。(ちなみにこの時まで は、内定をもらっている企業に入社するつもりでし
た。)当時の私の実力は、商学部 で経営学を専攻していたため、経済学に関する知識は、ほとんどゼロに近い状態で、 大学1年のときの必修科目で、マクロ経済学の一部に触れただけという程度のもので した。

<勉強法>
では具体的にどのような勉強法を取っていたかというと、専門の経済学に関しては、 まず第一に日本経済新聞社が出版している『ゼミナール経済学入門』を一通りやり、 『完全マスター ゼミナール経済学入門』を解くことで基礎を固めました。(ほとん どの大学院はこれだけの学習でも対応できるような気がします)次に新世社の『演習 マクロ経済学』(金谷貞男)、『演習ミクロ経済学』(武隈慎一)を使って問題演習 をしました。(上位校向け)

英語に関しては、日本評論社の『The Economistの記事で学ぶ「国際経済」と「英 語」』を時間をはかって訳すという方法で勉強しました。その際、テクニカルターム だけでなく自分なりによく出てくると思われる単語を暗記して行くということに気を つけました。またテクニカルタームの学習は、NTT出版の『組織の経済学』後ろに ついている索引を単語帳として利用しました。あとは、過去問を解くことで本番の ペースをあらかじめ計算しておけば、当日、問題の難易に浮き足立つことなく、回答 できると思います。

東大経済塾での勉強は、上位校を意識したレベルの高いもので、講義を聴き、自分で 復習した上で新世社の問題集を解き、解らないところを先生方に解説、もしくはもう 一度説明してもらうというスタイルで行いました。東大経済塾での学習により、理論 を確実に理解することで、基礎体力をつけ、同時に、解法のテクニックを習得するこ とで、より完成度の高い答案を作成する能力を身に付けることができるようになった と思いました。

研究計画書については、一刻も早く手をつけたほうがいいと思います。試験前になっ て計画書に手を焼くのは、結構しんどいものがあります。長めの計画書を1つ書いて おいて、あとは出願のときに長さを調節するぐらいの気持ちでいる方がいいと思いま す。短いものを長くすると内容が薄くなりがちだし、受験校ごとに内容の異なるもの を用意すると面接で墓穴を掘りかねないと思います。

<大学院受験を考えていらっしゃる皆さんへ>

私は、大学院入試をかなり特殊な試験だと考えております。なぜなら学習法さえ間違 わなければ、かなり短期間で勝負できるものだと実感したからです。それぞれ大学院 毎に明らかな傾向とクセがあるため、それなりの対策を講じれば合格の可能性は、自 ずと高まると思います。

勉強をはじめるのは早いに越したことはないと思いますが、「ちょっと出遅れたか ら、今からじゃもう…」と考えるよりも、「ちょっと遅れたけど、今からでも、」と チャレンジすることをお勧めします。ちなみに私が東大経済塾の門を叩いたのは、7 月の中旬です。理由は簡単です。このままでは自分が納得できる大学院には絶対受からないと思い、現状を改善させることができるかもしれない選択肢を残したまま、後 で後悔するよりも、自分がやれると思うことはやっておこうと考えたからです。

それ でも私は後悔していることがあります。東大経済塾にもう1ヶ月早く電話してみれば よかったと思っています。僕もやはり最初は相当迷いました。しかし今では、師弟関 係だけでなく友人としても、お付き合いさせていただいてます。